真岡木綿会館

真岡木綿会館は平成20年に真岡木綿の工房として市により建設され、平成31年に売店が増設され現在に至っています。
真岡木綿会館が建設される前は、下記の岡部呉服店が建っていました。
 

岡部呉服店

岡部呉服店は、江戸後期に岡部松兵衛が宇都宮の鈴木屋呉服店からのれん分けをして鈴木屋岡部呉服店を真岡町荒町に開業したのが始まりで、二代目から「久四郎」を名乗り、初代岡部久四郎が1853年(嘉永6年)木綿仲買渡世に加入することにより、真岡木綿の取引量が増えました。明治になると二代目岡部久四郎は高額納税者として記録されるほどの資産家になります。(写真:明治中期頃)
 

岡部記念館「金鈴荘」

「岡部記念館 金鈴荘」は二代目岡部久四郎が明治中期に岡部家の別邸として、紫壇、黒壇、鉄刀木の唐木をはじめ、こだわりの材料を集め10年以上かけて建てたもので、当時はお客の接待や呉服の展示場として活用していました。
2000年(平成12年)栃木県指定有形文化財に登録されました。是非、ご見学ください。